4/30 渋谷 7th floor へのお誘い。
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平成から令和へ、時代が移っていきます。
平成が始まった頃、自分は何者でもない一人の中学生でした。平成が終わる今、まがりなりにも音楽家として何とかかんとか人様の前で演奏できる事に驚きと感謝の念で一杯です。
平成最期の晩は、新進気鋭のレーベル「Reborn Wood label」が打ち出すイベント「Reborn Wood sessions vo.4」に参加いたします。
DJに小林径さん、VJに中山晃子さん、我がバンドRS5pbのゲストに門田"JAW"晃介さんを迎え、オープニングアクトはreborn woodお墨付きのシンガーソングライター長尾真奈さんという強力な布陣で平成最期の夜を演出いたします。
小林径さんに初めてお会いしたのは、径さんと柏にあるジャズクラブ”NARDIS”のオーナー小峯さんが企てた"ROUTINE JAZZ SEXTET"という企画に自分もメンバーとして参加した時でした。径さんが当時ライフワークとしてリリースし続けていた"ROUTINE JAZZ"というコンピレーションアルバムのコンセプトを元に作られたバンドで、2枚のアルバムをリリースして重量盤のLPも作りました。今は無き麻布のYellowでのライヴも成功させたりとアクティブに活動を続けていました。DJカルチャーとジャズが一番接近した90年代に青春時代を過ごした自分にとって日本のトップDJのプロジェクトに参加できるのはとても嬉しかったのを覚えています。
それから何年か経ち径さんもプレイスタイルが変わってきているという噂をなんとなくは聞いてはいましたが、実際に耳にする機会がないまま時間が経ってしまっていました。それが2017年の冬にDJの城内宏信さんの誘いで、渋谷の"contact"というクラブに我々のバンドをブッキングしていただき、その時に径さんもそのイベントに出演されていて、やっと径さんのプレイを目の当たりにする事ができました。それはDJプレイというよりはCDJを使った「演奏」に近いような印象でした。楽曲を一曲ずつ繋いでいくというよりは、曲の断片をソースとして新たな楽曲を再構築させるかの如くミックスしていく、ヒップホップのそれとはまた異質で、小林径のフィルターを通した新たな曲が次々と即興的に生まれていっているようでした。
ソースとして使っているネタも"Deantoni Parks"や"Makaya Maccraven"など強く引っかかるものが多かったです。是非一緒の空間で何かやりたいと直感的にその時に思い、それは2018年の6月に東池袋のKAKULULUで実現しました。我々のバンドと径さんのプレイは異なった質感を上手く保ちつつ同居していました。
今回もいい空間になることは間違いないと思ってます。
今回のイベントではオープニングアクトに、reborn woodレーベル一押しのシンガーソンラグライター長尾真奈さんをお迎えいたします。先日レコーディングで一曲ご一緒させていただきました。楽曲も歌声もコンテンポラリーとノスタルジーが混在したオリジナリティの高い素敵な作品でした。同じステージで演奏できる事をとても嬉しく思います。
真奈さんの演奏の後、径さんのDJをたっぷり聴いていただいたき、その後我々RS5pbの演奏を執り行う手筈になっております。
DJからバンドセットへの転換時には径さんのDJプレイと我々のバンドの短いセッションをお楽しみいただけたらと思っております。
我々のバンドセットも今回は特別なもので、2000年初めからインストバンドシーンを牽引し続けてきたバンドPE'Zのサックス奏者、門田JAW晃介さんをゲストとしてお迎えしたスペシャルな編成でお届けいたします。
そしてバンドセットと同時に、世界中を飛び回って活躍中の映像アーティスト中山晃子さんのVJプレイも堪能いただけます。
我々のバンドの演奏を聴かずとも、中山晃子さんのVJプレイを見るだけでも十二分にこの日のミュージックチャージの元は取れるかと思われますので是非是非お見逃しなく。
有機的で流動的なペェインティングは原生動物のような、人体のどこかの細胞のような、マグマが湧いては消えていくような、手元の水槽での多様に発生する物語をステージの上に映します。我々のバンドと相まって存分に覚醒できる事間違いないと思います。
全てのパフォーマンスが終わった瞬間にその日の全ての出来事は一つの点として想い出に閉じ込められる訳ですが、その一つの点がとても愛おしいもので、少しでも何かの支えになるものであれば、この上ない幸せです。
反芻しながら全てのパフォーマンスを脳内でミックスして、この日限りの特別な体験となる事を心から祈っております。
平成最期の夜に、お互いのプレイがどの様に作用するのか、渋谷7th floorという音霊が深く染み付いたあの場所が、どの様に影響するのか本当に楽しみです。
大きな自然災害がある度に、どこかで争いが起こる度に、いたたまれない犯罪をニュースで見聞きする度に、音楽に何ができるのか、音楽は何をしなければいけないのか、とても考えさせられます。ジャズにとどまらず様々なジャンルの音楽が持つ力を最大限に信じて力の限りの演奏をしたいと思います。
是非おいで頂けたら幸いです。
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【 Reborn Wood Sessions Vol.4 】
“ RS5pb x DJ Kei Kobayashi x VJ Akiko Nakayama “
2019.4.30 Tuesday @Shibuya 7th FLOOR
“ The Last Night of The Heisei Era ”
平成最後の夜は、アジア進出を果たし国内外のジャズ・シーンで圧倒的な存在感を放つトランペッター、類家心平率いるNeo Jazz Band “RS5pb”のフル・セットを、元PE'Zのサキソフォン奏者、門田 "JAW" 晃介氏を迎えお届けします!
DJには日本のClub Jazzシーンを支え続け、尚エッジーな音楽を探求するベテランDJ小林径、そしてビジュアル・アーツは中山晃子のライブ・ペインティングによる演出でお届けします。音楽と映像が共鳴し合う有機的コラボレーションをお楽しみください!
オープニング・アクトはオーガニック・ノンビブラート・ボイスで心を震わせるシンガー・ソングライター、長尾真奈 !!!
Date :
2019.4.30 (tue)
open & DJ Set : 18:30 ~
adv : ¥3,000
door : ¥3,500(ドリンク代別)
ACT :
・長尾真奈 Mana Nagao
・DJ / 小林径 Kei Kobayashi
・VJ (alive painting) / 中山晃子 Nakayama Akiko
・Live Performance / RS5pb
Special Guest : Kousuke "JAW" Kadota from PE'Z
Time Table
・長尾真奈 Mana Nagao (19:00 ~)
・DJ / 小林径 Kei Kobayashi (19:30 ~)
・RS5pb + JAW with 中山晃子 (VJ) Live Performance (20:15 ~)
RS5pb :
類家心平 shinpei ruike (tp)
田中拓也 takuya “Tak” tanaka (gt)
中嶋錠二 george nakajima (pf, key)
鉄井孝司 koji tetsui (bass)
吉岡大輔 daisuke yoshioka (drums)
Special Guest : 門田”JAW”晃介 kousuke "JAW" kadota (sax) from PE'Z
会場 :
7th Floor
150-0044
渋谷区円山町2-3 O-WESTビル 7F
TEL : 03-3462-4466
http://7th-floor.net/
チケットご予約 :
e+:https://eplus.jp/
7th FLOOR メール予約 : 2.15 Fri. ~ 4.29 Mon.(nanakaiyoyaku+0325@gmail.com)
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Akiko Nakayama Short documentary
Shinpei Ruike (RS5pb) / DANU (Official Music Video)
RS5pb live at VELVET SUN
Carnelian Mana Nagao